大阪で自然素材の家って高いのは本当?

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Plain Homeの平原 秀昭です。

大量生産の石油化学製品を使った家は、コストが安いと聞きました。

では、自然素材を使うと、住宅は高くつくのでしょうか?


ハウスメーカーなど、大量生産によるコストダウンで、自社のお給料などを穴埋めしなければならない会社は、「自然素材は高い」と口をそろえて言います。

これは、そう言わなければ困るから、というだけではありません。

確かに自然素材、たとえば塩化ビニル製クロスの代わりに塗り壁を使ったり、合板フローリングの代わりに無垢フローリングを使った住宅は、高額になります。

ただし、これには注意が必要です。

一見安い塩化ビニル製クロスですが、自然素材に比べると寿命が短いため、10年~15年ほどで茶色に変色し、剥がれ始めます。当然、貼り替えるためにはリフォームが必要となります。


それに比べて珪藻土などの自然素材を使った塗り壁はこんな風に剥がれることはなく、メンテナンスは誰でも簡単にできます。


問題は、塩化ビニル製クロスや合板フローリングで建てた家は、住み始めてから修繕やメンテナンス費用がかかるという事を、ほとんど営業マンが説明しないことです。

10年~15年でリフォームが発生する住宅は、そこでまたビジネスになるわけですから、そういう住宅を販売している会社からすると、あまり積極的に言いたくないのは分からないでもないですが、まったく説明が無いのは問題です。


最終的にどんな家を選ぶかは、皆様の選択ですが、プロが誤った選択肢を与えてしまえば、正しい選択をすることはできなくなってしまいます。


私たちは、責任をもって、皆様の直接肌に触れる部分に耐久性の高い本物の天然素材を使い、しかもコストを抑えてご提供するという取り組みにチャレンジしています。




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塗り壁とクロスどっちがいいの?メリットとデメリット

こんにちは。プレインホームの平田です。

日に日に暑さが増してきましたね。

もうすぐ夏本番です!今年の夏の気温は、全国的に、平年並みか高くなることが予想されています。

真夏は体にこたえる厳しい暑さの日が多くなる見込みです。

屋外での熱中症対策はもちろん、室内でも少しでも快適に過ごしたいものです。

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そこで今日は断熱や調湿効果のある壁材についてお話します。

あまり意識したことがないかもしれませんが、皆さんが住んでいるお家の壁の素材は何かご存知ですか?

ほとんどのお家がクロス貼りの部屋なのではないでしょうか?

素材は塩化ビニール製が最も多く普及しています。

中には塗り壁の部屋があるというお家もあるでしょう。

塗り壁は日本の風土に適しているため、昔から日本の住まいに多く用いられてきました。

近年は、クロスが主流になっています。その理由はデザインの豊富さ、施工のしやすさ、価格にあるようです。

壁紙と塗り壁の特徴と種類は次のようになっています。

目次
《壁紙の特徴》
《壁紙の種類》
《塗り壁の特徴》
《塗り壁の種類》
《工期》
《コスト》
《まとめ》


《壁紙の特徴》
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接着剤を使用し、内壁下地材の表面に貼り付ける「乾式工法」
デザインが豊富。
施工がしやすく、貼り替えるだけでお部屋の雰囲気を変えられる。
比較的安価

《壁紙の種類》

◆塩化ビニール

塩化ビニール樹脂などを主な素材とするビニールシート。最も多く用いられている素材で、家を購入する際に標準仕様となっているケースが多くみられます。

比較的安価なものから揃い、色やデザインのバリエーションも豊富。商品にもよりますが、耐久性もあり、お手入れが楽なことなども魅力。施工がしやすいのも特徴でしょう。

最近では、調湿性や防カビ性など、さまざまな機能を持たせている商品も多くみられるので、使用する空間に適したタイプを選ぶことが可能です。

◆紙

パルプが原料の洋紙などを原紙に、プリント加工やエンボス加工したものが紙クロス。欧米では多く用いられる素材で、色や柄が華やかなタイプが揃います。
また、こうぞや みつまたを原料とした和紙、月桃の茎から繊維を取り出しパルプにした月桃紙、一年草のケナフなど原料としたものなどもあります。

◆布

レーヨン、合成繊維、綿や麻などが原料。平織りや綾織、不織布などがあり、温かみのあるテクスチャーや高級感、重厚感が魅力です。価格は比較的高め。ホコリを吸着しやすいので、お手入れは、はたきか掃除機を用いるといいでしょう。

シックハウス症候群の誘引物質の心配や、時とともに味わいを深める性質はありません。

機能性のある商品もあるが化学の力を駆使した化学製品。

《塗り壁の特徴》
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自然素材を原料として、左官職人の手作業で仕上げられる「湿式工法」
人にも環境にもやさしい素材。
塗り壁は、日本の気候・風土に適しており、一般的に 調湿効果、消臭効果、耐火・防火性、断熱性・防音性などに優れている。
仕上がりに継ぎ目がない。
ホコリが付きにくい(静電気が起こらないため)
仕上げ次第で様々な表情を生み出すことができ、その味わいが魅力。

《塗り壁の種類》

◆珪藻土壁

植物性プランクトンの一種である珪藻(けいそう)の死骸から形成された多孔質な土。調湿性、断熱効果、吸音性、遮音性、耐火性に優れた高機能素材。人にやさしい健康素材として注目を集めています。

◆珊瑚壁

沖縄のきれいな海から許可を得て採取された風化造珊瑚礁を使用。緻密な空孔をもつ多孔質物質。消臭効果・調湿効果・断熱効果・不燃効果・ホルムアルデヒド等揮発性有害化学物質の吸着効果・マイナスイオン生成効果があり、人にやさしく注目されている素材です。

◆土壁

「土壁」の呼称は、左官仕上げの壁を指す総称として用いられることもあります。「京壁」とも呼ばれ、数寄屋建築や茶室に好んで用いられます。

◆砂壁

砂で仕上げた塗り壁で、なめらかな美しさが特徴。土壁同様、風情重視の茶室や客間に用いられるほか、洋室に合うタイプも。

◆プラスター壁

鉱物質の粉末を水で練ったプラスター(石灰または石膏)を用いた壁。多くは厚塗りが可能。白い輝きが特徴で「西洋漆喰」とも呼ばれる。伝統的には石灰と砂を混ぜたモルタル状のものでしたが現在は、化成のりや繊維質を混ぜたものが多く輸入されています。

◆漆喰壁

消石灰と天然海藻から精製した糊、麻などのスサを練り合わせて材料を作ります。塗布後、空気中の二酸化炭素を吸着・反応して炭酸カルシウムを生成しながら硬化し、強い壁面を形成することから、外壁の塗り材としても古くから親しまれてきた壁材です。日本では、寺院建築の内外装や民家の蔵などに広く使用されています。

◆備長炭壁

カシまたはウバメガシを高温で炭化させた、硬度の高い備長炭を用いた素材。電磁波シールド機能をもつ美しい黒壁。消臭効果の高さから、飲食店にも多く採用されています。

◆聚楽土壁

聚楽土の名は、太閤秀吉が京都に聚楽第を造成した際、その地から採れた土を使用したのが始まりと言われています。最高級天然土として、希少価値のある材料です。

塗り壁には性能や成分も様々で仕上げや工法も多種多様なものがあります。実際に施工する前には設計担当者にしっかり確認しましょう。

続いて工期とコストについて比較してみましょう。

《工期》
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接着剤でクロスを貼る乾式工法に比べると、左官職人の手で何層にも塗り固められ、乾くのを待たなければならない湿式工法は、工期が長くなります。

しかし、一概に言えませんが、その差は1カ月未満。一室だけなら数日の問題です。特別な事情がある場合は別ですが、これから何十年も住み続ける家づくりの問題を、少しの工期の長短で決めてしまって良いのでしょうか?住んでからの時間の長さを考えれば、工期の差はあまり問題にならないのではないでしょうか。

《コスト》

新築時の施工コストだけを比較すると、塗り壁は、クロスと比べ割高です。

クロスの場合、汚れたり、端や継ぎ目から剥がれたりしてくると、張り替えが必要になります。

塗り壁も汚れやひび割れで塗り替えが必要なってくることはあります。しかしながら、部分的に補修することが可能です。しかも塗り壁の持つ、快適な機能性はずっと続きます。

。塗り壁は一生おつき合いできる壁。長い目で見れば、決して高くはないと言えるのではないでしょうか。

《まとめ》

塗り壁のメリットは、何といっても機能性です。塗るだけで 調湿効果、消臭効果、耐火・防火性、断熱性、防音性が手に入ります。

塗り壁のデメリットは、ひび割れ、工期が長い、費用が高くなる。

クロスのメリットは、デザインが豊富で工期が短い、費用が安い。

クロスのデメリットは、湿気やすく乾燥しやすい。端や継ぎ目から剥がれてくる。

室内での快適さを重視するなら断然塗り壁。

価格、デザイン、工期を重視するならクロスということになりますね。

改めてメリットとデメリットを踏まえて、あなたはどちらに魅力を感じますか?

これから長い時間を過ごす家。

健やかで快適に暮らしたいものです。

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平田



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